保険選びのコツ

結婚したとき

夫婦それぞれに必要な保障を検証

結婚をきっかけに生命保険を検討される方も多いのではないでしょうか。夫婦どちらか一方に不測の事態が発生しても、金銭的なリスクから家計を守る責任はお互い重要です。

ですから、どのようなリスクが考えられるのか、夫婦で一緒に考え、共有した上でそれぞれに必要な保障を検証しましょう。お互いが、相手の加入する保険内容を知らずにいたために、保険金や給付金の請求漏れや、目的に合わない保障に沢山の保険料を払い続けていた、などということになりかねません。

s_knack_stage02_01.png

まずは現状の確認から

まずは現状の確認から始めます。独身時代から加入している保険や、両親が掛けている保険です。結婚したからといって必ず見直さなければならないわけではありません。その保険が目的にぴったりと合っていれば、そのまま続けることも選択肢の一つです。
その場合『受取人』『住所・電話番号』『指定代理請求人』『姓名』を確認し、必要に応じて変更しましょう。

病気などで仕事が制限された場合の収入減に備える

病気やケガの治療費は医療保険、がん保険でカバー出来ますが、治療が長引くことにより仕事が制限された場合の収入減まではカバー出来ません。そこで万一病気やケガで働けなくなった場合に備え、自分で自分の生活を守るために就業不能保険も同時に検討すると良いでしょう。

夫婦で保障の確認、保険選びをするときのポイント

公的な介護保険制度ではまかないきれない費用をカバーするために、民間の介護保険選びのポイントを整理していきましょう。

  • 共働きの場合
    夫の保障だけでなく妻の保障をしっかり準備することも大切です。妻にもしもの事があった場合に家計への影響は決して小さくありません。
    また夫婦が若く、子どもがいない場合は高額な死亡保障は必要ないかもしれません。どちらか一方に万一の事態が発生しても、遺された方は結婚前の生活にもどれるからです。

    ただし大切なパートナーを失う悲しみは予想を遥かに超え、もとの生活を取り戻すために数ヶ月を要することも珍しくありません。ですから生活を立て直せるまでの生活費なども考慮し、ある程度の保障は用意されたほうが良いでしょう。

  • 専業主婦の場合
    収入がないのだから妻に死亡保障は必要ない、という考えも選択肢の一つです。
    ただ妻に万一があった場合、それまで任せていた子育てや、家事を夫が担うことになり、仕事に大きな影響がでる恐れがあります。その場合に、時間外保育やハウスキーパーなど、誰かの手を借りるようであれば、毎月の出費がかさみますので、それらを考慮する必要があります。