いつ生命保険に加入すべき?適切なタイミングを解説

保険の基礎知識

保険加入に関する基礎知識


保険は私たちの生活を支える大切な仕組みです。しかし、多種多様な保険商品があるため、どのように選び、加入すべきか迷うことも多いでしょう。
ここでは、保険加入に関する基礎知識を解説します。

1. 保険の種類を知る

保険には大きく分けて、生命保険と損害保険の二種類があります。
生命保険:死亡や病気、ケガなどのリスクに備える
損害保険:火災や交通事故、自然災害などのリスクに備える
保険の中にも、さまざまな商品がありますので、自分のニーズに合ったものを選びましょう。

2. 保険料と保障内容を理解する

保険に加入する際は、保険料保障内容を必ず把握してください。
保険料が安いからといって、必ずしも自分にとって最適な保障が得られるわけではありません。また、保障内容を十分に確認しないと、必要な時に十分な補償が受けられないこともあります。

3. 加入するタイミングを見極める

保険に加入するタイミングは、人生の変化に合わせて見極めることが大切です。
例えば、結婚や子どもの誕生、住宅購入などのライフイベントがあった時には、保障内容を見直すことが必要かもしれません。
また、若いうちに加入すると保険料が安くなる場合もありますので、早めの検討がおすすめです。

4. 保険の見直しを定期的に行う

加入した後も、定期的に保険の見直しを行ってください。
家族構成の変化や収入の変動など、ライフステージに合わせて必要な保障内容や保険料は変わってきます。最適な保障を維持するためにも、定期的な見直しが必要です。

5. 専門家のアドバイスを活用する

保険選びは複雑で難しいこともあります。迷ったときには、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをお勧めします。
専門家は、あなたのニーズやライフスタイルに合った保険商品を提案してくれます。

生命保険に入るタイミングはいつがいい?


生命保険は、将来の不安に備えるために大切です。特定のライフイベントは、生命保険への加入や見直しを検討する絶好のタイミングとなります。
以下で、就職、結婚、子供の誕生、定年退職という4つの重要なタイミングに焦点を当てます。

就職した時

新たに社会人としての一歩を踏み出した時は、生命保険に加入する良い機会です。
初めての給与で自分自身や将来の家族を守るための保障を考えてみましょう。
また、企業によっては団体生命保険への加入に関わる福利厚生があります。どのような保障が提供されているかを確認し、個人的なニーズに合わせて追加で保険に加入することを検討しましょう。

結婚した時

結婚は、生命保険に加入するもう一つの重要なタイミングです。
パートナーと共同生活を始めることで、お互いの経済的な安定がより重視されるからです。
万が一の時にパートナーを経済的に支えられるように、適切な保障額の生命保険への切り替えや加入を検討しましょう。

子供が生まれた時

子供の誕生は、生命保険の加入や見直しを検討する大きなきっかけとなります。
例えば、子供が生まれると、その子供の将来の教育費や生活費を考える必要があります。
また、自分が怪我や病気等など、万が一の時に家族を守るための保障額も見直す必要があります。さらに、子供が成長するにつれて、その保障内容の変更を検討していくといいでしょう。

定年退職した時

定年退職は、生命保険の見直しを行う良い機会です。
退職によって収入が減少しますので、保険料の負担を軽減させる為に、保障額を調整しましょう。また、健康状態や家族構成の変化によって、保障に求める内容が変わる可能性もあります。その都度、保険内容を見直し、必要に応じて新たな保険への切り替えや加入を検討しましょう。

年齢別の生命保険の加入率


日本では、年齢によって生命保険の加入率に大きな差があります。生命保険文化センターの調査結果をもとに解説します。

20代の加入率

  • 男性:46.4%
  • 女性:57.1%

20代の加入率は他の年代と比較して低く、4割以上の人が未加入です。
主な理由としては、結婚や子育てなどのライフステージの変化が少なく、死亡保障のニーズが低いことや、健康に自信があること、経済的な余裕がないことなどが挙げられます。また、20代の加入率は低下傾向にあります 。

30代の加入率

  • 男性:81.5%
  • 女性:82.8%

30代では加入率が大幅に上昇し、ほぼ同率となります。この年代では結婚や子育てを始める人が多く、死亡保障のニーズが高まります。
また、収入が安定し、保険に加入する経済的な余裕ができることも加入率が上がる理由として考えられます。ただし、30代男性の加入率は低下傾向にあります 。

40代の加入率

  • 男性:86.1%
  • 女性:86.3%

40代では加入率が最も高くなります。子どもの教育費がかかる年代であり、健康への不安も出始めるため、死亡保障ニーズと医療保障ニーズがどちらも高い時期です。
また、この年代は生命保険に対するニーズが死亡保障から医療保障に変化し始める時期とも言えます 。

50代の加入率

  • 男女共通:約90%

50代の生命保険加入率は男女共に約90%と非常に高くなります。この年代は子どもの教育費用が減少する一方で、自身や配偶者の健康に対する不安が増加する時期です。
また、老後の生活資金や相続対策としての保険ニーズも高まります。50代は生命保険に加え、がん保険や医療保険、介護保険など、さまざまな種類の保険に加入することが一般的です。

生命保険に若いうちに加入するといい理由


若いうちに加入することには、以下のようなメリットがあります。

1. 保険料が安い

若いうちに加入すると、加入時の健康状態が良いことが多く、保険料が比較的安く設定されます。年齢が上がると、病気のリスクが高まるため保険料も高くなります。
若いうちに加入すれば、長期間にわたって低い保険料で保障を受けられます。

2. 病気や事故のリスクに備えられる

若いときは健康ですが、病気や事故は予期せず発生します。
若いうちから生命保険に加入しておけば、もしもの時に備えることができ、安心して生活を送れます。

3. 家族計画に備えられる

結婚や子供の誕生など、家族が増える予定のある若い世代にとって、生命保険は家族を守るために大切です。若いうちに加入しておけば、将来の家族計画に備えられます。

4. 資産形成の一環として

若いうちから生命保険に加入することは、長期的な資産形成の一環としても有効です。
特に積立型の保険商品などは、将来の資金計画に役立つことがあります。

5. 税制上のメリット

生命保険料は、一定の条件のもとで所得税や住民税の控除対象となることがあります。
若いうちから加入していれば、税制上のメリットを長期間にわたって受けられます。

ライフステージ別でおすすめの保険


各ライフステージにおいて必要とされる保険は異なります。各ライフステージ別でおすすめの保険を紹介します。

若手社会人(20代~30代前半)

  • 医療保険:若い世代でも病気やケガは起こりうるため、医療保険は必須です。入院や手術による経済的負担を軽減できます。
  • がん保険:がんの発症リスクは年齢とともに高まりますが、若年層でもがんにかかる可能性はゼロではありません。早期発見・治療のための費用をカバーします。

結婚・家族計画(30代後半~40代)

  • 生命保険:家族を養う立場となった場合、万が一の時に備えて生命保険への加入が重要です。特に、所得の柱となる人物は十分な保障額を確保すべきです。
  • 学資保険:子供の教育費用を計画的に準備するために、学資保険へ加入がおすすめです。

中高年(50代~60代)

  • 介護保険:高齢になると介護が必要になるリスクが高まります。介護保険は、自身や配偶者が介護を必要とした場合の費用をカバーします。
  • 個人年金保険:退職後の収入源として、個人年金保険に加入がおすすめです。公的年金と合わせて安定した老後の生活資金を確保できます。

定年退職後(60代~)

  • 終身保険:相続対策や葬儀費用など、高齢期のさまざまなニーズに対応できる終身保険がおすすめです。
  • 医療保険の見直し:高齢になると医療ニーズが変化するため、保険内容の見直しが重要です。高齢者向けの医療保険に切り替えることも検討しましょう。

保険加入の際に気を付けること


保険に加入する際は、適切な保障を確保しつつ、無駄な支出を避けるためにいくつかのポイントに注意する必要があります。
以下では、保険加入の際に気を付けるべき点を紹介します。

1. 自分のニーズを正確に把握する

保険に加入する前に、自分や家族のライフステージ、将来の計画、健康状態などを考慮して、必要な保障額や保障内容を明確にしましょう。

2. 保障内容を理解する

保険商品には様々な種類があり、保障内容も異なります。
死亡保障、医療保障、がん保障など、自分が必要とする保障が含まれているかを確認しましょう。

3. 保険料の負担を考慮する

保険料は長期間にわたって支払う必要があります。
家計に無理のない範囲で保険料を支払えるかを検討し、適切な保険商品を選びましょう。

4. 更新条件や解約条件を確認する

保険契約は更新時に保険料が変更される場合があります。また、解約時に解約返戻金がどのようになるかも重要なポイントです。

5. 免責期間や待機期間を確認する

一部の保険商品には、保障が開始されるまでの免責期間や待機期間が設定されている場合があります。これらの期間中は保障が受けられないため、注意が必要です。

6. 特約やオプションの活用を検討する

基本の保障に加えて、特約やオプションを付けることで、よりきめ細かい保障を得ることができます。必要に応じて検討しましょう。

7. 複数の保険会社を比較検討する

同じような保障内容でも、保険会社によって保険料やサービスが異なる場合があります。
複数の保険会社の商品を比較検討し、自分に最適な保険を選びましょう。

8. 専門家のアドバイスを活用する

保険の専門家やファイナンシャルプランナーに相談することで、自分に合った保険選びがしやすくなります。不明点や疑問点があれば、積極的に相談しましょう。

まとめ

保険に入るタイミングは、人生の様々なステージに応じて異なります。
若い世代では、就職や結婚、出産などのライフイベントが重要なタイミングとなります。

また、健康状態が良い若いうちに加入することで、保険料が比較的安くなるというメリットもあります。経済的なメリットとして、生命保険料控除を利用することで所得税や住民税を軽減できます。
生命保険には終身保険や定期保険など様々な種類があり、それぞれのライフステージやニーズに合わせて選択しましょう。

保険選びに迷われたらライフアシストにご相談ください。さまざまなライフステージに応じた保険の選び方など、保険に関する幅広い情報を丁寧にアドバイスいたします。

投稿者プロフィール

吉田 太志
吉田 太志保険のライフアシスト|執行役員・営業企画推進部長
球技は苦手ですが身体を動かすことは大好きで、中学・高校では器械体操部に所属。
30歳代までモーグルスキーの草レースに参加していました。

一昨年は10年ぶりにスキーを再開し、今年もコブ斜面を楽しんでいます。
更にSUPにも目覚め、春から秋は湖で癒やされています。

また毎朝のラジオ体操が日課となっています。
タイマーセットしたラジオで目覚め、朝6:30から身体を動しています。
頭もスッキリと目覚めますのでオススメです!

でも例えどれだけ健康に気をつけていたとしても、いつ誰の身に何が起こるかはわかりません。

事実私もケガを含めて10回もの入院を経験しました。
そのような経験も保険業界に身を置く一つのきっかけです。

保険はもちろん、暮らしとお金にまつわる様々なお悩み、どうぞお気軽にご相談下さい。

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