保険のこと
“ビッグマック指数”って聞いたことありますか?
超低金利時代に入り、次第に注目を集める外貨商品。
でも『外貨って難しい』
そのように感じている方も多いのではないでしょうか??
そこで為替について、少しだけ身近なお話をしてみたいと思います。
ビッグマック指数とは
皆さんはビッグマック指数って聞いたことありますか?
世界100カ国以上にショップを展開するマクドナルド。
世界中のマクドナルドで定番商品の “ビックマック” を食べることが出来ます。
世界中のマクドナルドでほぼ同じ材料、ほぼ同じレシピで作られているのなら、
どの国で買っても同じ値段で購入できるのでは?
という、経済学上の概念があります。
これを『一物一価の法則』といいます。
経済が自由化されればされるほど、この法則が成り立つのでは?
との考えから、真面目に統計をとっているところがあります。
それはイギリスの経済誌『エコノミスト』です。
ネットで “ big mac index ” と検索すると最新データの閲覧が可能です。
記事執筆時点の最新データが2018年1月版で、
日本のビックマック380円、アメリカのビックマック5.28ドルとなっています。
例えば為替を1ドル=110円とした場合、
アメリカでは5.28×110=581円と、日本より高いのです。
日米で同じ価格になるためには、為替が1ドル=71.97円である必要があります。
スタバ指数
一方、同様にスターバックスの定番ドリンクを使った指数もあります。
トール・ラテ指数とかスタバ指数とも呼ばれ、スターバックスラテのTollサイズの比較をします。
日本では370円のトール・ラテ、ニューヨークでは3.45ドルです。
日本でもニューヨークでも同じ値段になる為替レートは1ドル=107.25円ですので、
比較的今の為替レートに近いのではないでしょうか?
このように、2国間で購買力が釣り合う為替レートを『購買力平価』といいます。
日本と外国で、同じ商品がどんな価格設定をされているのか、
それを比較してみることで少しでも為替や外国通貨に親しみを感じていただけたら幸いです。